近年耳にすることが多くなった「タウリン」は、様々な効果があることで有名です。例えば、高血圧や糖尿病、動脈硬化の予防など、タウリンの効果は数えたらきりがないほどです。そんなタウリンは、どんな食品に多く含まれているのでしょうか。

魚類

魚類の中で、タウリン含有量トップクラスを誇るのは、真蛸です。100グラム当たりの含有量がなんと、900から1600ミリグラムであると言われています。

次に多いやりいかで700ミリグラム前後、カツオで160ミリグラムから800ミリグラムと言われているので、魚類の中では真蛸がタウリンの含有量が最も多い食品のひとつであると言えます。スーパーでも置いてあるところが多いので、お手軽に手に入れることができます。

貝類

貝類の中で最もタウリンを含むものといえば、サザエです。その含有量は、サザエ100グラムあたり1500ミリグラム前後と、かなりの含有量です。次に含有量の多い貝類は、ホタテで、1000ミリグラム前後、カキで700ミリグラムから1000ミリグラムと言われています。

サザエやカキは日々の食卓では中々食べないと言うことも多いでしょうが、よくお味噌汁に使われるアサリでも400ミリグラム前後のタウリンを含んでいるので、手軽にタウリンを摂取することができます。

参考:タウリンとは

その他

その他の部類として、スルメイカやウニ、車エビなどがあります。それらのタウリン含有量は、100グラム当たり、スルメイカは300ミリグラム前後、ウニで30ミリグラム前後、車エビで200ミリグラム前後です。

サプリメント

タウリンの多い魚介類ですが、タウリンは水溶性なので煮汁に溶け出してしまいます。なので、煮つけにした場合や、お味噌汁に入れた場合には、その汁まで飲まないとタウリンを摂取することができません。

また、タウリンの効果をしっかり発揮させるには、3000ミリグラムのタウリンが必要であるといわれています。したがって、食品で十分摂ることができないときには、サプリメントの力を借りるのも有効です。

タウリンは肝臓にいいことから、肝臓に良いサプリメントにも含まれていることがあります。
参考:肝臓に効くサプリメント

タウリンは、血圧を下げる効果や、肝臓に良いはたらきをしてくれることで有名な含硫アミノ酸のひとつです。そんなタウリンには、細胞を元の正常な状態に戻すはたらきであるホメオスタシスという作用があり、他にも様々な効果をもたらしてくれます。

目の機能を改善してくれる

タウリンは、人間の体内のうち70パーセントが筋肉に存在しているといわれています。その他に主に存在している場所として、網膜があげられます。

網膜にはたくさんの光受容体があるので、その光受容体が外部からの光刺激を受け、その情報を脳へと伝達しています。このとき、網膜の神経が活発にはたらいてしまうと、網膜にはかなりの負担になってしまいます。そうした負担から網膜を守るため、神経を抑制するはたらきのあるタウリンが、光受容体の中に存在しています。

また、タウリンには新陳代謝を促すはたらきがあるので、目の新陳代謝がよくなり、角膜を助けるはたらきがあると言われています。

むくみにも良いタウリン

冬になると、代謝も悪くなったり、運動量も減ったりして、足がむくみがちになることがあります。足がむくむメカニズムとして、筋肉の収縮力の衰えがあげられます。筋肉の収縮力が衰えると、水分を上下に循環させることができずに溜まってしまい、むくみが生じてしまうというわけです。

タウリンは、そんな筋肉の収縮力に対しても、一役買ってくれます。また、タウリンが不足することによっても収縮力が衰えると言われているので、タウリンはむくみの予防と効果に期待をもたらしてくれます。

便秘の解消にもタウリン

便秘が起きてしまう要因のひとつとして、腸の筋肉の衰えがあります。腸の筋肉が衰えると、腸に入ってきた物を排せつするために、それらを移動させる腸の運動である「蠕動運動」が鈍ってしまいます。

蠕動運動が鈍ってしまうことによって排泄物の移動も鈍ってしまい、便秘という症状が起きてしまいます。それを解消してくれるのが、タウリンです。タウリンには筋肉の収縮力を高める効果があるので、腸の動きを良くしてくれ、それに伴って起きていた便秘を解消してくれるというわけです。

タウリンのサプリメント

タウリンは、魚介類に多く含まれていますが、正直そんなに毎日摂取することができないという方も多いことでしょう。タウリンは、サプリメントでも補うことができ、その種類は錠剤タイプ、粉末タイプ、ドリンクタイプとお好みのものを選ぶことができます。

錠剤タイプ

タウリンのサプリメントの中でも、摂取しやすいのが錠剤タイプです。無味無臭のものが多く、味が苦手な方でも摂取でき、ドラッグストアでも購入することができるので、多くの人が手軽にチャレンジすることができます。

錠剤タイプは、タウリンを主成分としているものと、タウリンとそれ以外に他の栄養分もたくさん配合されているものと、大きく二つに分けることができます。どちらを選ぶかは人によって様々なので、その場に居る薬剤師さんと相談して購入するのもひとつの手段です。

粉末タイプ

粉末タイプのタウリンサプリメントは、通常の粉末と同じようにそのまま水で飲んだり、飲料に入れて飲んだりすることができます。錠剤タイプのものに比べて粉末タイプは、タウリンの含有量が多いものが多く、値段も錠剤より高めです。

また、ドラッグストアで見かけることは少なく、手に入れるのが難しい傾向にあります。インターネットであれば簡単に購入できますが、国産のものだけではないので、トラブルを防ぐためにも注意が必要です。

ドリンクタイプ

ドリンクタイプのタウリンサプリメントとしてあげられるのは、栄養ドリンクです。「タウリン1000ミリグラム配合」なんて謳い文句も、よく耳にしたり、目にしたりするのではないでしょうか。

ほとんどの栄養ドリンクにタウリンは配合されており、その味も様々なので、お好みのものを見つけることができればいいでしょう。ただ栄養ドリンクに配合されているのはタウリンだけではないので、錠剤タイプのように毎日飲み続けることに向いていないものもあります。したがって、疲れた時だけにするなど、限度が必要です。

近年、耳にするようになった「タウリン」という名前ですが、実は今、ダイエットにも効果があるとして注目されています。

毒素を排出してくれる

タウリンには、有害ミネラルである毒素の排出を肝臓に促してくれるはたらきがあります。この有害ミネラルがどんどんからだに溜まってしまうと、ダイエットしても痩せにくくなったり、疲れやすくなったり、お肌のトラブルを引き起こす原因になります。したがって、毒素を排出して肝臓を綺麗にすることで、痩せやすい体を実現することができます。

脂肪燃焼

タウリンには、脂肪燃焼を促すはたらきがあります。そのメカニズムとして、タウリンには、血液中の悪玉コレステロールを退治する作用があり、悪玉コレステロールのせいでどろどろだった血液をさらさらにすることができます。血液がさらさらになると、新陳代謝がアップするので、脂肪燃焼が期待できるというわけです。

運動もしましょう

タウリンを積極的に取り入れたダイエットの場合、タウリンをただたくさん摂ればダイエットすることができるわけではありません。バランスの良い食事と、ちょうどいい運動が必要になります。運動をすることによっても脂肪燃焼が期待できるので、からだの外側と内側からバランスよくダイエットを行いましょう。

サプリメント

タウリンの摂取方法として、食品とサプリメントがあります。タウリンを多く含んだ食事と言えば、魚介類です。中でも、カキがタウリンを多く含んだ食材として有名です。しかし、中々これらの食材を摂るのは難しい場合があります。

そういう時には、サプリメントです。サプリメントは手軽にタウリンを摂ることができるので、おすすめです。ただし、同じサプリメントでも、合成ではなく食品由来のものを選ぶようにしましょう。食品由来に含まれているタウリン以外のミネラルが、タウリンにはたらきかけてくれるからです。

運動をし続けても中々痩せないという方は、タウリンを摂取してみてはいかがでしょうか。

タウリンには、高血圧になってしまうのを抑えることができると言われています。

高血圧になってしまう仕組み

塩分を摂りすぎると、高血圧になってしまうというのは有名な話で、減塩の食品が販売されるなど、近年では高血圧にならないように努める習慣が広がっています。では、なぜ塩分を摂りすぎると高血圧になってしまうのでしょうか。

高血圧になってしまうはたらきをするものとして、交感神経があります。この交感神経が刺激されたり、腎臓のはたらきを抑制したりして、高血圧になってしまいます。塩分を摂りすぎると高血圧になってしまうのは、この交感神経が刺激されてしまうことによるからです。そこで、血圧の上昇をおさえてくれるのが、タウリンです。

血圧の上昇を抑えてくれるタウリン

タウリンは、塩分の摂りすぎによる血圧の上昇を抑えるのに効果的であると言われています。タウリンには、ホメオスタシスという細胞を正常な元の状態に戻すはたらきがあります。

したがって、交感神経が刺激されて高血圧になってしまうことを、抑制することができます。血圧の上昇を抑えることができると、脳卒中などのリスクを下げることができるので、タウリンは人間の生命維持活動にとって、とても重要な物質のひとつであると言えます。

タウリンを摂取できる食品

タウリンはアミノ酸の一種で、人間の体内でも生成されます。しかし、その生成量は決して多いとは言えないので、食品で摂取するように心がけるのが大切です。

タウリンは、野菜などの植物系のものよりも、魚介類に多く含まれています。その中でも、カキに多く含まれています。また、哺乳類動物では、母乳中にもタウリンが存在していると言われ、そのことからも、人間が正常なからだの状態を保つためにタウリンは必要不可欠であるといえます。

魚介類などを食べて、タウリンを摂れるように心がけることが大切ですが、中々摂取できないという場合もあります。そういう時には、栄養ドリンクも有効です。サプリメントでもタウリンを摂取できるものがあるので、その際には、用法・用量を必ず守るようにしましょう。

タウリンは、栄養ドリンクや健康補助食品などのCMでよく耳にすることが多い言葉ですが、そもそもタウリンとは、どういったものなのでしょうか

含硫アミノ酸

タウリンは、アミノ酸に非常によく似た物質ですが、アミノエチルスルホン酸といって、構造的に厳密にいうと、アミノ酸ではありません。

しかし、栄養学的に、アミノ酸の一種である含硫アミノ酸であると言われています。含硫アミノ酸とは、硫黄を含むアミノ酸のことです。タウリンの他には、メチオニン、シスチン、シスタチオニンなどが含硫アミノ酸と呼ばれています。

体内のタウリン

人間の体内でタウリンは、あらゆる組織に含まれています。中でも、筋肉、脳、目の網膜、心臓、肝臓、白血球中などにたくさん含まれています。

中でも、体内に存在するタウリンのうち、70パーセント前後が筋肉に含まれていると言われています。

医薬品としてのタウリン

タウリンは、食品に添加することができない物質のひとつです。それは、厚生労働省が定める「専ら医薬品として使用される成分本質」からです。

これは、近年の食品研究が進み、生活習慣病や疾病などの予防を提示した健康食品がたくさん増えたため、それらと医薬品の区別をするために定められたものです。

タウリンの生成

タウリンは地球上にあるほとんどの生態に含有されていると言われています。したがって、人間の体にとってタウリンは、生きていくために必要な物質のひとつです。

タウリンは生体内で合成によって生成される分と、摂取して補う分があります。生体内で生成されるタウリンの量は、生体の種類によって違い、人間は比較的少ない方だと言われています。

そのため私たちは、日頃からタウリンを摂取するように心がけることが非常に大切になります。

タウリンのように、よく耳にするけれどよく分からないという物質は非常に多いです。自分の体に入れるものなので、どういったものなのか理解した上で摂取するのが一番です。

タウリンの働き

胆汁酸の分泌を盛んにする

タウリンは、胆汁酸の分泌を盛んにするはたらきがあります。この胆汁酸とは、肝臓から分泌されるもので、コレステロールを排せつしてくれます。

したがって、胆汁酸の分泌が増えると、血中のコレステロール値を下げてくれるので、コレステロールを摂りすぎてしまっている人にとっては、タウリンはありがたい存在です。

人間の体は、ある程度のコレステロールは必要としますが、摂りすぎてしまうと動脈硬化などを引き起こして突然死に至ってしまうケースがあります。

アルコールの分解

タウリンには、アルコールを分解するはたらきがあります。これは、ラットを使った実験で証明されています。

この実験は、タウリンを投与したラットとしていないラットに、同じアルコール濃度のアルコールを投与し、2時間経ってから血中アルコール濃度を測定した、というものです。その結果、タウリンを投与されていたラットの方が、早くアルコールを分解していたというものです。

アルコールは、肝臓の中でアセトアルデヒドと酸素によって分解されますが、この分解が肝臓に大きな負担を与えていると言われています。

したがって、タウリンを摂取することによってアルコールの分解を助けるので、肝臓への負担が軽減されます。タウリンは、カキやたこ、いかなどの魚介類に多く含まれているので、魚介類を食べながらお酒を飲むとアルコールの分解に一役買ってくれます。

脂肪肝の予防

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が溜まっている状態のことで、肝臓が肥満症になってしまっていることを指します。

近年若い世代に多いと言われており、放っておくと、動脈硬化や生活習慣病を引き起こす原因をなってしまいます。タウリンには、肝臓にある脂肪を排せつしてくれるはたらきがあります。

したがって、タウリンを摂取することは、脂肪肝の予防にもなりますし、現在脂肪肝という方でも、タウリンの摂取が大切になります。

魚介類が苦手で中々タウリンを摂取できないという方は、タウリンは医薬品の栄養ドリンクなどで摂取することができるので、薬局の薬剤師や医師に相談して取り入れるのも一つの方法です。